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BMI・血圧・肝機能、告知に必要なラインはどこ?

2026年3月29日 / 川端順也

「健診でBMIが高めと言われた」「血圧が少し高いけど、薬は飲んでいない」「肝機能の数値がたまたま引っかかった」。そんな状態で保険を検討すると、いちばん不安なのが「どこまで告知すればいいの?」という点ではないでしょうか。

特に20代〜40代の夫婦は、これから子どもが欲しくなったり、住み替えや転職があったりと、ライフプランが変わりやすい時期です。将来の安心のために保険を整えたいのに、告知でつまずいて加入できないのは避けたいですよね。

この記事では、BMI・血圧・肝機能について「告知が必要になりやすい目安」をわかりやすく整理しつつ、最終的に失敗しないためのチェックポイントまでまとめます。結論から言うと、「ラインを探して隠す」のではなく「聞かれたことに正確に答える」ことが、いちばん加入に近づきます。

BMI・血圧・肝機能の「告知」とは?なぜラインが気になるのか

告知とは、保険加入時に健康状態や通院歴などを申込書(告知書)に記入して伝えることです。多くの生命保険・医療保険では、過去一定期間(例:過去3か月の検査・受診、過去5年の治療歴など)について質問されます。

ここで大事なのは、「この数値なら告知不要」という全国共通の線引きがあるわけではない、という点です。保険会社・商品ごとに引受基準が違い、同じBMIや血圧でも、加入できる場合と条件が付く場合があります。

ただし実務上、「このあたりから確認が厳しくなりやすい」という目安はあります。この記事ではあくまで目安として紹介しますが、最終判断は告知書の質問内容に沿って行うのが鉄則です。

BMIの目安:どこから告知が必要になりやすい?

BMIは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で計算され、肥満度の目安として健診でもよく使われます。保険では、病名がついていなくても、身長・体重からリスクを判断することがあります。

BMIは「数値そのもの」より「指摘・再検査・治療の有無」が鍵

告知書でよくあるのは、「過去○か月以内に、健康診断で異常を指摘され、再検査・精密検査・治療を勧められたことはありますか?」という質問です。ここに該当するなら、BMIが原因であっても告知対象になりえます。

実務上の目安(一般論)

一般的に、BMIが高いほど引受審査で確認されやすくなります。目安としては次のイメージです。

  • BMIが25前後:健診では「肥満(1度)」とされることが多いが、他の数値が良好で、治療や再検査指示がなければ大きな問題にならないケースもある
  • BMIが30前後:保険会社によっては条件がついたり、追加の確認(血圧や採血結果の提出など)が入ることがある
  • BMIが35以上:商品によっては加入が難しくなったり、引受範囲外になることがある

ただし、BMIが高くても血圧・血糖・脂質が安定していれば通るケースもあります。逆にBMIがそこまで高くなくても、脂肪肝や高血圧、糖代謝異常がセットで指摘されると審査は慎重になります。

血圧の目安:家庭血圧と健診結果、どちらを基準にする?

血圧は、保険の審査でとても見られやすい項目です。特に住宅購入や出産をきっかけに保障を厚くするタイミングで、血圧で引っかかると不安になりますよね。

告知で問われやすいのは「診断・受診・薬」

告知の本丸は、数値そのものというより「高血圧と言われたか」「受診したか」「薬を飲んでいるか」です。降圧薬を服用中の場合は、ほとんどのケースで告知が必要です。

数値の目安(一般論)

健診でよくある区分を踏まえた目安です。

  • おおむね140/90未満:単発の健診値であれば、他に問題がなければ通りやすい傾向
  • 140/90以上が続く、または再検査・受診勧奨:告知対象になりやすい。追加資料(検査結果)の提出を求められることがある
  • 160/100以上:条件付き(保障の一部不担保、保険料上乗せ等)や、商品によっては加入が難しいことも

家庭血圧のほうが低い人も多いですが、告知書で「直近の健診結果」や「医師から言われたこと」を問われているなら、そこに合わせて正確に書きます。「家では低いので書かない」は避けましょう。

肝機能(AST/ALT/γ-GTP)の目安:一度の異常でも告知?

肝機能は、疲れや飲酒、脂肪肝などで数値が動きやすく、「たまたま高かっただけ」と感じる方が多い項目です。ただ、保険の告知では「一度の指摘」でも質問に当てはまれば告知が必要になります。

まず押さえるポイント:告知は「異常値」より「指摘と対応」

AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPのいずれかが基準値を超えた場合、健診結果に「要再検査」「要精密検査」「要受診」などの判定が付くことがあります。この判定や、医療機関の受診歴があるなら告知対象になりやすいです。

数値の目安(一般論)

基準値は検査機関で差がありますが、実務上の目安イメージは次の通りです。

  • 軽度上昇(基準値を少し超える程度):再検査指示がなく、医師から特段の指導がなければ通ることも多い
  • 中等度以上の上昇、または複数項目が高い:脂肪肝、肝炎、飲酒習慣などの確認が入りやすく、追加資料や条件が付く場合がある
  • 継続的に高い、治療中、画像検査(エコー等)を受けた:告知必須。診断名や通院状況の書き方が重要

「去年だけ高かった」「禁酒したら下がった」という場合も、告知書の質問期間内に指摘があれば記載し、現在の状況(改善している、受診して問題なしと言われた等)を併記すると誤解が減ります。

やるべきこと:失敗しないためのチェックポイント

告知で一番避けたいのは、加入できるはずの保険を見送ってしまうこと、そしてもう一つは「告知漏れ」で将来の給付に影響が出ることです。次の手順で整理すると、安心して進められます。

1. まずは告知書の質問文をそのまま読む

「BMIがいくつだから」ではなく、「過去○か月以内に再検査を指示されたか」「過去○年以内に治療をしたか」など、問われている範囲に答えることが基本です。

2. 健診結果表を手元に用意する

数値を記憶で書くとズレが起きやすいです。AST/ALT/γ-GTP、血圧、判定(要再検査等)を見ながら記入しましょう。

3. 「受診したか」「薬があるか」「経過観察か」を時系列で整理

同じ高血圧でも、「健診で言われただけ」なのか「受診して降圧薬を開始」なのかで審査は大きく変わります。次の3点をメモしておくとスムーズです。

  • 指摘された時期(いつの健診か)
  • 医療機関を受診した日と結果(問題なし、経過観察、治療開始など)
  • 現在の状態(通院中/終了、薬あり/なし、直近の数値)

4. 迷ったら「書いて、補足する」

告知は、隠すほどリスクが増えます。たとえば「肝機能で要再検査→受診→脂肪肝、生活改善で数値改善」なら、その流れを短く書くことで、状況が伝わりやすくなります。

5. 不安な人は引受の選択肢を広げる

もし条件が付いたり断られた場合でも、選択肢は一つではありません。

  • 別の保険会社で申し込む(基準が異なることがある)
  • 保障を調整する(必要保障額を整理してムダを減らす)
  • 告知項目が少ないタイプを検討する(ただし保険料や保障内容は要比較)

よくあるQ&A

Q1. 告知内容が原因で将来「不払い」になることはありますか?

可能性はあります。特に「質問されているのに事実と違う回答」をした場合、給付金が支払われなかったり、契約が解除されることがあります。逆に、聞かれた範囲に正確に答えていれば、過度に怖がる必要はありません。迷う場合は、健診結果表や診療明細を見て事実ベースで記入するのが安全です。

Q2. 「元本割れ」はありますか?

医療保険や定期保険など、いわゆる掛け捨てタイプは貯蓄商品ではないため、「元本」という考え方自体がなじみにくいです。一方、貯蓄性のある保険(外貨建て、変額、積立型など)は、解約のタイミングや市場環境で受取額が払込額を下回ることがあります。目的が「保障」なのか「資産形成」なのかを分けて考えると失敗しにくくなります。

Q3. いくらから始めるべきですか?

家計に無理のない範囲が基本ですが、目安としては「万一のときに家族の生活が止まらない最低限の保障」を優先します。たとえば、共働きで貯蓄がある夫婦と、片働きでこれから子どもを考える夫婦では必要額が変わります。月々の保険料ありきではなく、必要保障額から逆算して設計するのがおすすめです。

Q4. 健診で一度だけ高かった場合も告知が必要ですか?

告知書の質問期間内に「異常を指摘」「再検査・受診勧奨」があれば、原則は告知対象です。一度だけでも、指摘があった事実と、その後どうなったか(再検査で正常、受診して問題なし等)までセットで書くと、加入後の不安も減らせます。

Q5. 妊活・出産を考えています。夫婦どちらが先に入るべき?

一般的には、健康状態が良いタイミングで必要な保障を確保するのが有利です。妊娠中は医療保険の加入条件が変わることがあるため、出産前に最低限の保障を整えたい方は早めに検討すると安心です。とはいえ、焦って過不足のある契約にするのは本末転倒なので、必要保障の整理と告知の正確さを優先しましょう。

まとめ:迷ったら「正確に、具体的に」告知して次の一歩へ

BMI・血圧・肝機能は、少しの数値変化でも不安になりやすい一方で、告知で重要なのは「数値のライン探し」より「指摘された事実と、その後の対応」をきちんと伝えることです。目安として、BMIが高い、血圧が140/90以上で続く、肝機能が複数項目で高い・継続して高い場合は、審査で確認されやすくなります。

最初の一歩としては、次の2つだけで十分です。

  • 直近の健診結果表を手元に置き、告知書の質問に沿って事実を整理する
  • 不安が残る場合は、申込み前に相談して「書き方」「必要書類」「選択肢」を確認する

将来の家族計画やライフプランが変わる時期ほど、保険は「早く入ること」より「正しく入ること」が大切です。数字に振り回されすぎず、今の状況で選べる最適解を一緒に見つけていきましょう。

Written by

川端順也

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川端 順也
About 代表:川端 順也
Name 川端 順也
Role MDRT 7年連続入賞

妻と子供3人のパパFP。地域の皆様に最適なライフプランをご提案します。