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保険ショップとFP相談、何が違う?後悔しない選び方

2026年2月8日 / 川端順也

「保険、そろそろ見直したい。でも保険ショップに行くべき?それともFPに相談?」——結婚や転職、家の購入、そして“いつか子どもが欲しい”という気持ちが出てくると、将来のお金の不安は自然と大きくなります。

ただ、相談先を間違えると「話は聞いたけど、結局よく分からないまま契約してしまった」「必要以上に保障を盛ってしまった」と後悔につながることもあります。

この記事では、保険ショップとFP相談の違いを分かりやすく整理し、あなたの家庭に合う選び方と、相談で失敗しないコツを具体的にまとめます。読み終える頃には「次に何をすればいいか」がはっきりするはずです。

保険ショップとFP相談、そもそも何が違う?

結論から言うと、違いは大きく2つです。「目的」と「立ち位置(誰のために提案するか)」が異なります。

保険ショップは「保険選び」に強い窓口

保険ショップは、複数の保険会社の商品を比較しながら、加入・見直しの手続きを進める場所です。相談員がヒアリングをして、医療保険・生命保険・がん保険など、具体的な商品に落とし込んで提案してくれます。

「今入っている保険が古い気がする」「保障が足りないかも」「保険料を下げたい」など、保険そのものの悩みを短時間で前に進めやすいのが特徴です。

FP相談は「家計と人生設計」から整理する相談

FP相談は、保険だけでなく、家計全体・貯蓄・教育費・住宅・老後資金などを含めて、これからの生活設計を整理する相談です。保険はその中の“手段のひとつ”として位置づけられます。

「子どもができたら働き方はどうする?」「住宅購入と教育費、両立できる?」「貯蓄と保険、どっちを優先?」といった、人生の変化に強い相談先です。

メリット・デメリットをやさしく比較

保険ショップのメリット

保険ショップの良さは、保険の比較と手続きが一気に進むことです。

  • 複数社の商品を見比べながら選べる
  • 保障内容の違いをその場で整理しやすい
  • 申し込みや書類のサポートまでやってくれる
  • 「保険料を下げたい」など目的が明確なときに早い

保険ショップの注意点(デメリット)

一方で、保険ショップは“保険の話”が中心になりやすい点に注意が必要です。

  • 家計全体の優先順位(貯蓄・住宅・教育費など)まで深く扱わない場合がある
  • 取り扱いのない保険会社は比較対象に入らない
  • 「保障を手厚くするほど安心」という空気に流されると、保険料が重くなりやすい

もちろん、すべての店舗がそうではありません。ただ、相談のゴールが「契約」になりやすい構造は理解しておくと安心です。

FP相談のメリット

FP相談は、保険の前に“家計の地図”を作れるのが最大のメリットです。

  • ライフイベント(出産、育休、転職、住宅購入)を前提に計画を立てられる
  • 貯蓄と保険のバランスを整理できる
  • 必要保障額(どれくらいの保障が本当に必要か)を考えやすい
  • 「保険に入り過ぎ」を防ぎやすい

FP相談の注意点(デメリット)

FP相談は万能ではなく、相性と質の差が出やすいのが現実です。

  • FPによって得意分野が違う(保険、住宅、家計改善など)
  • 相談が有料の場合もある
  • 商品の比較や手続きは、別途自分で進める必要があることもある

また、無料相談の場合は、最終的に保険などの商品提案につながるケースもあります。無料=悪いではありませんが、「どこから報酬が出ているか」を確認すると納得感が高まります。

こんな人は保険ショップ向き/こんな人はFP相談向き

保険ショップが向いている人

  • 加入したい保険の種類がある程度決まっている(医療保険、死亡保障など)
  • 今の保険が家計を圧迫していて、早く保険料を下げたい
  • 結婚・出産などで「最低限の保障」を急いで整えたい
  • 手続きまでまとめてサポートしてほしい

「まずは保険を整えて安心したい」というフェーズでは、保険ショップは心強い選択肢です。

FP相談が向いている人

  • 子どもを考えていて、教育費や働き方の変化が不安
  • 住宅購入と貯蓄、どっちを優先すべきか迷っている
  • 保険だけでなく、家計の全体像から整理したい
  • “必要な保障”を数字で納得して決めたい

ライフプランが変わりやすい20〜40代こそ、最初にFPで全体設計をしてから保険を選ぶと、ムダや後悔が減りやすくなります。

後悔しないために「相談前」にやるべきこと

相談の質は、事前準備で大きく変わります。難しいことは不要で、次の3つだけで十分です。

1) 現状の保険を「写真で」持っていく

保険証券や契約内容のお知らせは、全部そろっていなくても大丈夫です。スマホで写真を撮り、保障内容と保険料が分かる状態にしておきましょう。これがあるだけで、見直しが一気に進みます。

2) 家計の「毎月の固定費」をざっくり把握する

手取り、家賃(または住宅ローン)、貯蓄額、保険料、車の有無。このあたりが分かると、「保険料は月いくらまでが無理ないか」の現実的なラインが見えてきます。

3) 将来の変化を、箇条書きでいいので出す

たとえば次のように書き出すだけでOKです。

  • 子どもは2〜3年以内に欲しい
  • 妻(夫)は育休を取りたい、働き方が変わるかも
  • 5年以内に家を買う可能性がある

この“変化の予定”が見えると、必要な保障の優先順位も決めやすくなります。

失敗しないためのチェックポイント

保険ショップでもFPでも、次のポイントを押さえると「言われるがまま」を防げます。

提案が「保険料ありき」か「目的ありき」か

良い提案は、「何のために、いくら必要か」から入ります。逆に、「人気です」「みんな入っています」「とりあえず手厚く」から始まる場合は、いったん立ち止まりましょう。

必要な保障を“ざっくりでも数字”で説明してくれるか

たとえば死亡保障なら「万一のときに、遺族が何年分の生活費を必要とするか」。医療保障なら「貯蓄でカバーできる範囲はどれくらいか」。数字が出ると判断がラクになります。

その場で契約を急がせないか

保険は、今日決めなくても困らないケースがほとんどです。「持ち帰って検討していいですか?」に気持ちよく応じてくれる相談先を選びましょう。

比較の“軸”が明確か

比較すべきは、保険料だけではありません。

  • 保障がいつまで続くか
  • 途中で見直しやすいか
  • 家計が苦しい時に続けられるか

将来変化がある家庭ほど、「続けられる設計」が正解になりやすいです。

よくあるQ&A

Q1. 貯蓄型の保険は元本割れしますか?

します。特に短期間で解約すると、払った保険料より戻るお金が少なくなることは珍しくありません。貯蓄型は「長く続ける前提」で考える商品です。

一方で、貯蓄目的なら、保険以外の方法のほうが合う家庭もあります。保険はあくまで“もしもの備え”が主役。貯める目的が強いなら、いつ・何のために使うお金かを整理してから選ぶと失敗しにくいです。

Q2. いくらから始めるべき?保険料の目安は?

家計によりますが、「毎月の貯蓄を減らしてまで保険を厚くする」のはおすすめしません。まずは生活防衛(急な出費に耐えるお金)と、将来の貯蓄を優先したうえで、無理なく払える範囲に収めましょう。

目安としては、相談時に「保険料の上限(例:世帯で月○円まで)」を先に伝えると、現実的な提案になりやすいです。

Q3. 子どもがいない夫婦でも生命保険は必要?

必要かどうかは、「どちらかに万一があったとき、残された人の生活が成り立つか」で決まります。共働きで貯蓄が十分なら最小限でよいこともありますし、片働き・住宅ローンありなら必要性が高まります。

“今いない”ではなく、“これから子どもを考える”場合は、将来の変化も含めて設計しておくと安心です。

Q4. FP相談は無料と有料、どっちがいい?

一概にどちらが正解とも言えません。無料は気軽に始められる反面、最終的に保険提案が中心になることがあります。有料は中立性を期待しやすい一方、相場や内容は確認が必要です。

おすすめは、「今日のゴール」を先に決めることです。家計の整理が目的ならFP、具体的に保険商品を比較したいなら保険ショップ、というように使い分けると納得感が出ます。

Q5. 相談したら必ず契約しないといけませんか?

いいえ。相談は情報収集でも問題ありません。むしろ、良い相談先ほど「持ち帰って考える時間」を大切にしてくれます。契約を前提にせず、納得してから決めましょう。

まとめ:最初の一歩の踏み出し方

保険ショップとFP相談は、どちらが上という話ではなく、「あなたが今、何に困っているか」で最適解が変わります。

  • 保険を具体的に見直して、早く形にしたい:保険ショップ
  • ライフプランと家計全体から、ムダなく整えたい:FP相談

迷う場合のおすすめは、最初にFPで家計と将来の整理をして「必要な保障の大きさ」をつかみ、その後に保険ショップで商品比較をする流れです。これが一番後悔が起きにくい順番です。

最初の一歩としては、今日中に次のどれか1つだけやってみてください。

  • 今入っている保険の書類をスマホで撮影する
  • 毎月の保険料と貯蓄額をメモする
  • 「子ども」「家」「働き方」の予定を3行で書く

小さな準備ができるだけで、相談の中身は驚くほど良くなります。あなたの家庭にとってちょうどいい安心を、無理のない形で手に入れていきましょう。

Written by

川端順也

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川端 順也
About 代表:川端 順也
Name 川端 順也
Role MDRT 7年連続入賞

妻と子供3人のパパFP。地域の皆様に最適なライフプランをご提案します。