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団体保険(職域保険)の最強のメリット。退職後も継続できる「退職継続」の裏ワザ

2026年1月16日 / 川端順也

リード文:将来が読めない家庭こそ、保険は「身軽さ」が大事

結婚、転職、出産、住宅購入。20〜40代はライフプランが何度も動く時期です。だからこそ「今の家計に合う保険を選んだつもりなのに、数年後には重く感じる」「転職したら保険を入り直し?健康状態が不安…」といったモヤモヤが出やすくなります。

そんな不安を減らす方法のひとつが、勤務先で入れる団体保険(職域保険)です。中でも知っている人が意外と少ないのが、退職後も同じ保障を続けられる「退職継続」。うまく使えば、保険の見直し回数を減らしつつ、家計負担も抑えやすくなります。

この記事では、団体保険の基本から「退職継続」の活用法、注意点、チェックリストまでをわかりやすく整理します。読み終えたころには「今、何を確認すべきか」がはっきりします。

団体保険(職域保険)とは?まず押さえる基礎

団体保険(職域保険)は、会社や団体が窓口になって加入できる保険です。給与天引きで払えるタイプも多く、加入の手間が少ないのが特徴です。内容は生命保険(死亡保障)だけでなく、医療、がん、傷害、介護、火災・自動車など、職域向けのメニューが用意されていることもあります。

団体保険が安くなりやすい理由

団体保険は「大勢でまとめて加入する」前提のため、保険会社の事務コストが下がり、保険料が割安になる傾向があります。また、職域によっては加入時の告知(健康状態の申告)が簡略化されることもあり、忙しい時期でも検討しやすいのがメリットです。

よくある誤解:会社の福利厚生=全員同じではない

団体保険は福利厚生の一種ですが、加入は任意で、内容もプラン選択式が多いです。「周りが入っているから安心」ではなく、自分の家計と必要保障に合うかの確認が大切になります。

団体保険の最強メリットは「退職継続」にある

団体保険のメリットはいくつかありますが、家計と人生設計の観点で特に強いのが「退職後も一定条件で続けられる」ことです。これがいわゆる退職継続で、転職・独立・早期退職など、働き方が変わる時に威力を発揮します。

退職すると保険が切れる…を防ぎやすい

民間保険を個人で契約していれば転職しても続きますが、職域保険は本来「在職中」が前提です。ところが商品によっては、退職後に個人扱いへ切り替えて同等の保障を継続できる仕組みがあります。これにより、退職のタイミングで慌てて保険を探すリスクを下げられます。

健康状態が不安な時の「逃げ道」になることがある

ライフプランが変わる時期は、健康診断で指摘を受けたり、通院が始まったりもします。新規の保険加入は健康状態によって条件が付く場合がありますが、退職継続は「入り直し」ではなく「続き」の扱いになるケースが多く、結果的に見直しのハードルを下げてくれます。

家計の見通しが立てやすい

20〜40代は教育費・住宅費など大きな支出が増える時期です。保険は「必要な時に必要な分だけ」が理想ですが、現実には忙しくて放置しがち。退職継続の選択肢を持っておくと、保険をゼロから組み直す回数が減り、家計の固定費をコントロールしやすくなります。

退職継続の仕組みと手続き:裏ワザではなく「知られていない制度」

「裏ワザ」と言われがちですが、退職継続は制度として用意されている正規のルールです。ただし、誰でも・いつでも・同条件で、とは限りません。ここを押さえるだけで失敗が減ります。

退職継続の主な条件(よくあるパターン)

細かい条件は団体や保険商品ごとに異なりますが、よくある要点は次の通りです。

  • 退職後「一定期間内」に申し込みが必要(例:退職後30日以内など)
  • 在職中に一定期間加入していることが条件になる場合がある
  • 継続後は支払い方法が給与天引きから口座振替・払込票に変わる
  • 団体割引が縮小し、保険料が上がることがある(それでも個人契約より有利な場合あり)
  • 保障内容や特約に一部制限が出ることがある

手続きの流れ(イメージ)

実務はシンプルですが、期限管理が重要です。

  • 退職が決まったら、総務・人事または団体保険の窓口に「退職継続の可否」と期限を確認
  • 必要書類を取り寄せ、退職日・連絡先・支払口座などを記入
  • 期日までに提出し、初回保険料の引落開始を確認

ポイントは「退職して落ち着いてから考える」だと間に合わない可能性があることです。退職が見えた段階で確認するのが安全です。

民間保険とどう違う?向いている人・向かない人

退職継続が魅力でも、団体保険が万能というわけではありません。相性を見極めると、家計の満足度が上がります。

団体保険が向いている人

  • 転職・独立・転勤など、働き方が変わりやすい
  • 子どもを考えていて、数年単位で保障を見直す可能性が高い
  • 保険料を抑えつつ、まずは最低限の保障を確保したい
  • 忙しくて保険選びに時間をかけにくい

注意が必要な人(民間保険の方が合うことも)

  • 保障を細かくカスタマイズしたい(例:特定の先進医療、長期就業不能など)
  • 定年まで同じ会社の前提がなく、退職継続の条件が厳しい団体に所属している
  • 団体保険が「1年更新型」中心で、保険料が上がるペースが気になる

ありがちな落とし穴:「安いから全部団体に寄せる」

団体保険は割安なことが多い一方、更新のたびに保険料が上がるタイプもあります。また、退職後に割引が薄れた途端に負担感が出ることも。大切なのは、団体保険を「主役」にするか「サブ」にするかを最初に決めることです。

やるべきこと&失敗しないチェックポイント

ここからは、行動に落とし込むためのチェックリストです。夫婦で10分話すだけでも、ムダな出費と不安が減ります。

まずやるべきこと(最短ルート)

  • 会社の団体保険パンフレット(または社内ポータル)を探す
  • 「退職継続」「退職者扱い」「継続加入」などの記載を確認する
  • 不明なら総務・人事に「退職後も続けられるか」「申込期限はいつか」を質問する

失敗しないためのチェックポイント

  • 退職継続できる保障と、できない保障を分けて把握する
  • 退職後の保険料(割引がどう変わるか)を必ず試算する
  • 更新型かどうか、何歳ごろから上がり方が大きいかを見る
  • 配偶者や子どもが加入できる範囲(家族特約など)を確認する
  • 保障の重複(医療保険が2本、死亡保障が過大など)を点検する

夫婦で決めるとブレない「基準」

迷ったら、次の順で整理すると決めやすくなります。

  • 万一の時、当面の生活費は何か月分ほしいか
  • 入院や手術の自己負担が増えた時、貯蓄で出せるか
  • 保険料は月いくらまでなら「続けても苦しくない」か

よくあるQ&A

Q. 団体保険は元本割れしますか?

A. 団体保険は「掛け捨て型(保障を買うタイプ)」が中心のため、貯金のように元本という概念がありません。解約返戻金がほぼないことが多く、「払った分が戻らない=損」と感じる人もいますが、目的は資産形成ではなくリスクへの備えです。お金を増やす役割は、つみたて投資や貯蓄と分けて考えるとスッキリします。

Q. いくらから始めるべき?保険料の目安は?

A. 家計が続く金額が正解です。目安としては、まずは「月数千円で最低限の保障」を確保し、出産や住宅購入など大きなイベントの前後で見直すのがおすすめです。団体保険は小さく入りやすいので、最初から盛りすぎないことが長続きのコツです。

Q. 退職継続って、誰でも必ずできますか?

A. 必ずではありません。団体や商品によって、退職継続の可否・申込期限・加入年数条件が異なります。大事なのは「自分の会社のルールを確認する」ことです。確認自体は総務・人事に一言聞けば終わるケースがほとんどです。

Q. 退職継続すると保険料は上がりますか?

A. 上がることがあります。理由は、団体割引が縮小したり、支払方法が変わったりするためです。ただし、上がったとしても個人で新規加入するより有利な場合もあるので、比較は「退職後の保険料」で行いましょう。

Q. 転職先でも団体保険がある場合、どうすればいい?

A. 二重加入を避けるために、転職先の団体保険の内容が分かった段階で比較します。退職継続は「保険の空白期間を作らない保険」として活用し、転職先の条件が良ければ切り替える、という順番にすると失敗しにくいです。

まとめ:今日できる「最初の一歩」

団体保険(職域保険)の大きな魅力は、割安さだけではありません。退職後も続けられる「退職継続」という選択肢を持てることが、ライフプランが変わりやすい20〜40代の家庭にとって強い味方になります。

最初の一歩はシンプルです。

  • 会社の団体保険資料で「退職継続」の記載を探す
  • なければ総務・人事に、継続可否と申込期限を確認する
  • 退職後の保険料まで含めて、家計に合うか試算する

保険は「完璧」を目指すほど動けなくなります。まずは退職継続の有無を確認して、選択肢を増やすところから始めてみてください。選べる状態になった時点で、将来の不安はもう一段小さくなります。

Written by

川端順也

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川端 順也
About 代表:川端 順也
Name 川端 順也
Role MDRT 7年連続入賞

妻と子供3人のパパFP。地域の皆様に最適なライフプランをご提案します。