山口県の暮らしを安心サポート
川端順也の保険相談窓口
保険情報

将来の不安を減らすための「考えすぎない」保険の持ち方

2026年2月23日 / 川端順也

「子どもができたらお金は足りる?」「共働きだけど、もし片方が働けなくなったら?」「保険って入ったほうがいいのは分かるけど、種類が多すぎて決められない」——20代〜40代の夫婦が感じる不安は、とても自然なものです。しかも今は、働き方も家族の形も変わりやすく、将来の予定を“完璧に”固めるのが難しい時代です。

そんなときに大切なのは、保険を「考えすぎて動けなくなる」状態から抜け出し、必要なところだけを押さえること。この記事では、ライフプランが変わっても見直しやすい「シンプルで後悔しにくい保険の持ち方」を、専門用語をなるべく使わずに整理します。読み終わるころには、何から決めればいいかがクリアになり、次の一歩が踏み出せるはずです。

将来が読めない時代に「保険で考えすぎない」ってどういうこと?

ここでいう「考えすぎない」とは、保険を適当に選ぶという意味ではありません。ポイントは、将来の変化を全部予想して作り込みすぎないことです。

保険の相談でよくある失敗は、起こるかどうか分からない不安をすべて保険で埋めようとして、保障が重複したり、保険料が家計を圧迫したりすること。すると、貯蓄や投資に回す余力がなくなり、かえって不安が増えます。

「最低限の大きなリスクだけを保険で押さえる」「それ以外は貯蓄で対応する」「定期的に見直せる形にする」。この3つが、考えすぎない保険の基本姿勢です。

まず押さえたい:保険は「不安を全部消す道具」ではない

保険は、人生の不安をゼロにする魔法ではありません。役割はシンプルで、「起きたら家計が大きく崩れる出来事」に備えることです。

保険で備えるべきは「確率は低いが損害が大きいこと」

たとえば、若い世代でも起こりうるのが、死亡・重い病気やケガ・長期間働けない状態です。頻繁に起きるわけではありませんが、起きたときの家計への影響は大きく、貯蓄だけで耐えるのが難しいことがあります。

「自分たちで払える範囲」は貯蓄の役割

一方で、入院の数万円〜十数万円程度の出費など、貯蓄で吸収できる範囲まで手厚く保険で備えると、毎月の固定費が増え、長期的に家計が息切れしやすくなります。

保険と貯蓄は、役割分担が大事です。保険を増やす前に、「いざというとき、貯蓄でどこまで耐えられるか」を確認するだけでも、必要な保障が見えやすくなります。

考えすぎない保険設計の基本(優先順位はこの順番)

ここからは、迷いを減らすために、保険を考える順番をはっきりさせます。おすすめは次の優先順位です。

  • ① 生活を止めないための「働けないリスク」
  • ② 家族の生活を守る「死亡リスク」
  • ③ 貯蓄を大きく崩さない「医療リスク」
  • ④ 余裕が出てから考える「将来の積立(貯蓄型保険など)」

①「働けない期間」が一番家計に効く

共働き世帯でも、どちらかが数カ月〜1年単位で働けなくなると、家計は一気に厳しくなります。まず考えたいのは、「収入が減ることへの備え」です。

チェックの仕方は簡単で、毎月の生活費(家賃・住宅ローン、食費、通信費など)から、減らせる支出を引いた“最低限の生活費”を出します。そして、貯蓄で何カ月持つかを確認します。

もし「数カ月で心細い」と感じるなら、就業不能の保障(働けない状態の生活費を補うタイプ)を検討する価値があります。必要以上に盛るより、「最低限の生活費の一部を埋める」くらいの設計が、長く続けやすくて現実的です。

②死亡保障は「必要な期間」だけでいい

死亡保障は、ずっと大きく必要なわけではありません。必要性が高いのは、教育費や住宅費など、家族の固定費が重い時期です。

子どもがいない夫婦でも、住宅ローンを組んだ直後や、片方の収入に依存している場合には、一定の死亡保障があると安心です。逆に、共働きで貯蓄も十分、扶養家族もいない場合は、必要額は小さくなることが多いです。

ポイントは「一生涯の高い保障」を目指さないこと。必要な期間だけ備えられる定期タイプを基本にすると、保険料を抑えやすく、ライフプランが変わっても見直しが簡単です。

③医療は「入院日額を大きくする」より「自己負担の穴」を埋める

医療保険は、入院日額を大きくするほど安心に見えますが、実際には自己負担が発生しやすいのは、差額ベッド代、通院や薬代、仕事を休んだ分の収入減など、周辺コストです。

そのため、「入院したら一律でまとまったお金が出るタイプ」や、「手術など大きな出費のときに備える」設計のほうが、家計の実態に合いやすいことがあります。ここも大事なのは、貯蓄でカバーできる範囲と被らせすぎないことです。

④貯蓄型保険は“最後”に考えると迷いが減る

学資保険や終身保険など、いわゆる貯蓄型保険は、保障と貯蓄がセットになっている分、分かりやすく見えます。ただし、途中でやめにくい・家計が苦しい時期に固定費になりやすい、という側面もあります。

将来の予定が変わりそうな時期(転職、住み替え、妊活、独立など)は、まずは「掛け捨てで必要な保障を整える」「生活防衛資金を貯める」を優先したほうが、結果的に不安が減りやすいです。

ライフプランが変わっても崩れにくい「シンプルな持ち方」

ここでは、将来の変化に強い設計の考え方を紹介します。ポイントは、保険を“家計の固定化”にしないことです。

固定費を増やしすぎない:保険料は「家計の余白」で払う

保険は毎月自動で引き落とされる固定費です。固定費が膨らむと、貯蓄ができなくなり、見直しも後回しになります。目安としては、家計が苦しい月でも無理なく払える水準に抑えること。迷ったら「少し足りないくらい」で始め、貯蓄が増えたら見直すほうが安全です。

掛け捨て+貯蓄を基本形にする

考えすぎないための基本形は、「大きなリスクは掛け捨てでカバー」「それ以外は貯蓄で備える」です。掛け捨てはもったいなく感じるかもしれませんが、必要な時期に必要な保障を確保しやすく、見直しもしやすいのが強みです。

保障は“イベント”で見直す:年1回より「変化があった時」

毎年細かく見直すと、かえって迷いが増えます。おすすめは、次のタイミングだけ確認する方法です。

  • 結婚・同居を始めた
  • 妊娠・出産、子どもの進学
  • 住宅購入・住宅ローンの借り換え
  • 転職・独立・収入の大きな増減
  • 親の介護が現実味を帯びてきた

このときに、「必要な保障が増えたか・減ったか」「貯蓄で耐えられる期間は伸びたか」を確認するだけで十分です。

やるべきこと・失敗しないチェックポイント

最後に、今日から実践できる手順と、よくある失敗を避けるチェックポイントをまとめます。

やるべきこと(手順はシンプルに)

  • 毎月の最低限の生活費を出す(固定費中心でOK)
  • 生活防衛資金として「何カ月分の貯蓄があるか」を確認する
  • 起きたら困る順に、働けない・死亡・医療の必要額をざっくり考える
  • まずは「必要な期間だけ」の保障を、無理のない保険料で組む

失敗しないチェックポイント

  • 保障が重複していないか(医療が複数、死亡保障が過大など)
  • 保険料が“未来の貯蓄”を削っていないか(固定費化していないか)
  • 途中でやめにくい商品を、家計が固まる前に大きく契約していないか
  • 「不安だから全部乗せ」になっていないか(優先順位を守れているか)
  • 誰が、いつまで、何のために必要な保障なのか説明できるか

この最後の「説明できるか」はとても重要です。説明できない保障は、たいてい“なんとなく”で入っていて、見直しのときに後悔しやすいポイントになります。

よくあるQ&A

Q. 貯蓄型保険は元本割れしますか?

します。特に加入してすぐの解約や、途中で払えなくなった場合は、戻るお金が払込総額を下回ることがあります。貯蓄型は「長く続ける前提」で設計されているため、ライフプランが読みにくい時期は慎重に。迷うなら、まずは掛け捨てで必要保障を整え、貯蓄は貯蓄で積み上げるほうが柔軟です。

Q. いくらから始めるべき?

「これが正解の金額」はありませんが、考え方はあります。まずは家計が苦しい月でも払える保険料に抑え、その範囲で優先順位の高い保障から入ります。迷ったら、月々の固定費を増やしすぎないことを優先してください。保険は一度決めたら終わりではなく、家族の状況に合わせて調整できます。

Q. 子どもがいない夫婦でも死亡保障は必要ですか?

必要なケースもあります。たとえば住宅ローンがある、片方の収入に生活が依存している、残された側が家賃や生活費を急に賄えない、などです。一方で、共働きで貯蓄があり、生活費もコントロールできるなら大きな保障は不要なこともあります。「残された人が何年困るか」で考えると、必要額が見えやすくなります。

Q. 医療保険は入ったほうがいい?

貯蓄が十分にあり、数十万円の自己負担が出ても家計が耐えられるなら、優先度は下がります。逆に、貯蓄がまだ少ない、フリーランスで休むと収入が減りやすい、などの場合は安心材料になります。医療だけを手厚くしすぎず、「働けないリスク」とセットで全体最適を考えるのがおすすめです。

Q. 保険の見直しはどれくらいの頻度がいい?

基本は「ライフイベントがあったとき」に確認で十分です。年に一度の一斉見直しは、情報量が多くなり、考えすぎて止まりがちです。結婚・出産・住宅購入・転職など、家計が変わる節目だけ押さえると、無理なく続けられます。

まとめ:今日できる最初の一歩

将来の不安を減らす「考えすぎない」保険の持ち方は、完璧な正解を探すことではありません。大きなリスクだけを押さえ、家計に余白を残し、変化があれば見直す。これがいちばん現実的で、長く続けられる方法です。

最初の一歩としておすすめなのは、今夜10分で次の2つだけやることです。

  • 夫婦で「最低限の生活費はいくらか」を確認する
  • 貯蓄で「何カ月もつか」を数える

この2つが分かるだけで、保険で埋めるべき“穴”が見えます。そこから、働けない・死亡・医療の順に、無理のない範囲で整えていきましょう。迷いながらでも、前に進めば不安は確実に小さくなります。

Written by

川端順也

保険のお悩み、無料でご相談ください

専門家が丁寧にお答えします。お気軽にお問い合わせください。

無料相談はこちら
川端 順也
About 代表:川端 順也
Name 川端 順也
Role MDRT 7年連続入賞

妻と子供3人のパパFP。地域の皆様に最適なライフプランをご提案します。