山口県の暮らしを安心サポート
川端順也の保険相談窓口
保険情報

見直し=解約じゃない!保障を残して安くする方法

2026年2月18日 / 川端順也

保険を見直したいと思っても、「解約したら損しそう」「保障が減って不安になる」「子どもができたら足りなくなるかも」と、手が止まってしまう方は多いです。特に20〜40代は、結婚・転職・住宅購入・妊活や出産など、ライフプランが動きやすい時期。今の正解が将来も正解とは限りません。

ただ、見直しは必ずしも「解約してゼロから入り直す」ことではありません。むしろ、必要な保障は残したまま、毎月の負担だけ軽くする方法がいくつもあります。この記事では、専門用語をなるべく使わずに「どうすれば安心をキープしつつ家計をラクにできるか」を具体的に整理します。読み終える頃には、次に何を確認し、どう比較すべきかがはっきりします。

見直し=解約じゃない!まず知っておきたい考え方

保険の役割は、起きると家計が大きく揺れる出来事(死亡、入院、働けない期間、賠償など)に備えることです。つまり「不安だから多めに入る」より、「家計が困る部分にだけ効かせる」ほうが、結果的にムダが減って保険料も下がります。

そして多くの人が誤解しがちなのが、「見直し=解約」という発想です。実際には、契約を活かしながら負担を下げる手段が複数あります。たとえば、保障額の調整、払込期間の変更、特約の整理、同じ保障をより合理的な形に置き換える、などです。

大切なのは、いきなり解約ボタンを押さないこと。特に健康状態が変わっている場合、再加入が難しくなったり、条件が悪くなったりします。見直しは「全体の設計図を描き直す作業」と考えると失敗しにくくなります。

保障を残して保険料を下げる代表的な方法

1)特約を整理する(“盛りすぎ”を外す)

保険料が高くなる原因で多いのが、特約の付けすぎです。医療・がん・先進医療・通院・入院一時金など、安心感で重ねるほど固定費が増えます。

ここでのコツは、「その特約がないと家計が破綻するか?」で判断すること。たとえば、貯蓄で十分カバーできる金額なら、特約を薄くしても生活は守れます。まずは証券(契約内容のお知らせ)を見て、特約の一覧を出すだけでも前進です。

2)保障額(死亡・収入保障など)を“今の家計基準”に合わせる

結婚前や独身時代に入った保険をそのままにしていると、家計に対して保障が過大なままになりがちです。逆に、子どもが生まれて必要額が増えているのに放置しているケースもあります。

ポイントは、遺された家族が必要とする生活費から「配偶者の収入」「貯蓄」「公的な支え」を差し引いて、足りない分だけを保険で埋めること。必要額が下がるタイミング(住宅ローンが減る、貯蓄が増える、子どもが独立する)も見込むと、保障を段階的に減らせる設計になります。

3)“更新型”をやめて、家計が読める形にする

一定期間ごとに保険料が上がるタイプだと、今は安くても将来の負担が読みにくくなります。子育て期や住宅ローン返済期に上がると、家計のストレスが増えます。

見直しでは、保険料が大きく変わりにくい設計に寄せることで、「毎月の固定費として管理しやすい状態」を作れます。将来の支払い見通しが立つだけでも、漠然とした不安がかなり減ります。

4)払込期間を調整する(いつまで払うかを決める)

「保障は長く欲しいけど、支払いは定年前に終えたい」など、目的によって選び方は変わります。払込期間を短くすると月額は上がりますが、総支払いや老後の固定費を抑えられることもあります。

逆に、今の家計がきついなら、払い方を調整して当面の負担を落とす方向もあります。大事なのは、今だけでなく10年後の家計も想像して「続けられる形」にすることです。

5)同じ保障でも“形”を変える(ムダを減らす置き換え)

たとえば死亡保障を「一生同じ金額」で持つ必要がない人は多いです。子どもが小さい時期は大きく、成長とともに小さくなるほうが合理的。こうした考え方に合う設計に変えるだけで、保障は保ちながら保険料が下がることがあります。

医療保障も同様で、「入院日数に比例して増える形」より「一時金中心」など、家計の使い方に合うタイプに整理すると、重複が減ってスッキリします。

6)“貯蓄で備える部分”と“保険で備える部分”を分ける

保険に入ると安心ですが、すべてを保険で賄うと固定費が膨らみます。小さな出費(数万円〜数十万円)まで保険で備えようとすると割高になりやすいからです。

目安としては、「起きる確率は低いが、起きたら家計に大ダメージ」の部分を保険へ、「起きやすいが、貯蓄で吸収できる」部分は貯蓄へ、という役割分担が現実的です。これができると、見直しで保険料を下げても不安が増えにくくなります。

20〜40代夫婦が見直すときの優先順位(子どもの有無に関係なし)

ライフプランが変わりやすい世代は、「今の必要」と「将来の変化」を両方織り込むのがポイントです。優先順位は次の順で考えると整理しやすくなります。

  • 家計が止まるリスク(働けない期間・大きな病気)への備え
  • 万一のときの生活費(遺された家族の生活)への備え
  • 入院・通院など日常に近い医療費への備え(貯蓄と分担)
  • 老後や教育など、目的が長期の資金づくり(保険と別枠で考える)

妊活中・これから子どもを考えるご夫婦は、「今は子どもがいないから最小でいい」と切りすぎないことも大切です。一方で、未来が未確定だからこそ、最初から高い固定費にしない工夫(必要額が増えたら増やせる設計)も有効です。

やるべきこと:失敗しないチェックポイント

見直しは手順がすべて、と言っても過言ではありません。次の順番で進めると、保障を削りすぎたり、損な解約をしにくくなります。

チェック1:契約内容を“見える化”する

保険証券や契約内容のお知らせを用意し、最低限以下をメモします。

  • 保険の種類(死亡・医療・がん等)
  • 保障額(いくら出るか)
  • 保障期間(いつまで続くか)
  • 保険料(毎月いくらか)
  • 特約(何が付いているか)
  • 更新の有無(将来上がるか)

チェック2:「何に備えているか」を1契約ずつ言語化する

「これは入院のため」「これは万一の生活費のため」のように、目的をはっきりさせます。目的が言えない保障は、重複や惰性のサインです。

チェック3:解約前提で動かない(比較→確定→最後に判断)

新しい案を作る前に解約すると、保障が空白になる恐れがあります。健康状態によっては入り直せない可能性もあります。見直しは「代替案が決まってから」最後に必要な手続きだけ行うのが安全です。

チェック4:貯蓄額と生活防衛費を確認する

医療の自己負担や一時的な収入減は、貯蓄があるほど保険に頼らずに済みます。まずは「生活費の数か月分」を目安に、当面の現金を確保できているか確認しましょう。ここが弱いのに保障を薄くすると、不安が増えやすくなります。

チェック5:保険料のゴールを決める

「毎月あと5,000円下げたい」「年10万円を投資や貯蓄に回したい」など、ゴールがあると判断がブレません。下げた分の使い道(貯蓄・教育資金・老後資金)まで決めると、見直し効果が長続きします。

よくあるQ&A

Q1:見直しで元本割れってありますか?

あります。特に「貯蓄性がある保険」を途中でやめると、支払った総額より戻るお金が少ないことがあります。これがいわゆる元本割れです。

ただし重要なのは、「元本割れしないために高い保険料を払い続ける」のが正解とは限らない点です。今後も払い続けた場合の総支払額、家計への負担、保障の必要性をセットで見て判断しましょう。解約以外に、保障を小さくする・特約を外すなどの方法が取れる場合もあります。

Q2:いくらから始めるべき?(貯蓄や投資とのバランスが不安)

まずは「家計が無理なく続く金額」からで問題ありません。保険は一度決めると放置しやすいので、背伸びした金額にすると継続が難しくなります。

目安としては、保険料を下げて浮いた分を、生活防衛費の積み増しや、教育・老後などの目的別貯蓄に回すのがおすすめです。「保障を減らした分、現金のクッションを厚くする」と不安が増えにくくなります。

Q3:妊活中・これから子どもが欲しい場合、見直しのタイミングはいつ?

基本は「健康なうちに一度整理」が有利です。妊娠中は加入や条件に影響が出る場合があります。とはいえ、焦って高い保障にする必要はありません。まずは、夫婦それぞれの保障の役割を整理し、必要額が増える可能性がある部分は“増やしやすい設計”にしておくと安心です。

Q4:保険会社を変えるとデメリットはありますか?

手続きの手間は増えますし、健康状態によっては同条件で入り直せないことがあります。また、古い契約のほうが条件が良いケースもゼロではありません。だからこそ、比較は「今の契約を残した場合」と「変えた場合」を並べて、保障・期間・保険料の3点で判断するのが確実です。

Q5:相談すると無理に解約させられそうで怖いです

不安があるのは自然です。対策としては、相談前に「解約ありきではなく、今の契約を活かして安くする案も見たい」と伝えること、そして提案を受けたら「現契約との比較表(保障額・期間・保険料)」を必ず出してもらうことです。比較が曖昧な提案は、その場で決めないのが安全です。

まとめ:今日できる最初の一歩

保険の見直しは、解約して不安になる作業ではありません。目的を整理し、ムダを削り、必要な保障を残すことで、家計の固定費を下げながら安心感を整えることができます。ライフプランが変わりやすい20〜40代こそ、定期的な微調整が効果的です。

最初の一歩はシンプルです。今入っている保険を全部並べて、「何のための保障か」「いつまで必要か」「毎月いくらか」を書き出してください。次に、特約の重複と更新の有無を確認し、保険料を下げる余地がどこにあるか当たりをつけましょう。そこまでできれば、見直しはもう半分終わっています。

不安をゼロにするための保険ではなく、家計を守るための保険へ。無理なく続く形に整えることが、将来の選択肢を増やす一番の近道です。

Written by

川端順也

保険のお悩み、無料でご相談ください

専門家が丁寧にお答えします。お気軽にお問い合わせください。

無料相談はこちら
川端 順也
About 代表:川端 順也
Name 川端 順也
Role MDRT 7年連続入賞

妻と子供3人のパパFP。地域の皆様に最適なライフプランをご提案します。