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ネットの保険ランキングを鵜呑みにしてはいけない理由

2026年2月12日 / 川端順也

保険を検討しはじめると、まず目に入るのが「保険ランキング」ではないでしょうか。上位の商品を見ると安心できる一方で、「これにしておけば大丈夫?」「でも自分たちの家庭に合っているの?」と、逆に迷いが増えることもあります。

特に20代〜40代のご夫婦は、結婚、転職、住宅購入、子どもを持つかどうかなど、ライフプランが動きやすい時期です。いまの正解が、3年後には正解ではなくなることも珍しくありません。

この記事では、ネットの保険ランキングが役に立つ場面と、危険な落とし穴をわかりやすく整理します。読み終えるころには「ランキングに振り回されず、自分たちに必要な保険を選ぶ手順」が見えるようになります。

ネットの保険ランキングを鵜呑みにしてはいけない理由

理由1:ランキングは「あなたの家庭の事情」を見ていない

ランキングは、多くの場合「平均的に人気」「資料請求が多い」「保険料が安い」などの軸で並びます。しかし、保険は本来「万が一のときに家計が崩れないようにする道具」です。必要な保障は、年収、貯金、共働きか片働きか、住宅ローンの有無、扶養家族の人数、親の支援状況などで大きく変わります。

たとえば同じ30代夫婦でも、子どもがいる家庭と、これから考える家庭では、必要な死亡保障の目安が違います。さらに共働きで貯金が厚い家庭と、家計がタイトな家庭では、優先順位も変わります。ランキングはそこを区別してくれません。

理由2:比較条件がそろっていないことが多い

「月々2,000円で入れる医療保険」など、魅力的な数字が目立つランキングは多いです。ただし、その保険料は「何歳で」「どんな保障内容で」「何年払いで」「特約は付いているか」など条件次第で大きく変わります。

見た目は同じ医療保険でも、入院の支払い条件、手術の対象範囲、先進医療の扱い、通院の保障などが異なります。比較条件がバラバラのまま「安いから1位」とされていると、実際には必要な場面で十分に使えない可能性があります。

理由3:ランキングの評価軸が「家計の安心」ではなく「売りやすさ」になりがち

ネット上のランキングには、広告や紹介料(アフィリエイト)が関係しているケースがあります。もちろん、広告だから全て悪いわけではありません。ただ、仕組みとして「紹介しやすい商品」「申し込みが多い商品」が上位になりやすいのは事実です。

つまり、ランキング上位=あなたの家計にとってベスト、とは限りません。家計に必要なのは“人気”よりも“過不足のない保障”です。

理由4:「今のコスパ」だけで選ぶと、ライフプランの変化に弱い

20代〜40代は、生活のステージが変化しやすい時期です。今は夫婦2人でも、子どもが生まれた途端に必要な保障は増えます。逆に、貯金が増えたり、住宅ローンに団体信用生命保険が付いたりすると、以前ほど死亡保障が要らなくなることもあります。

ランキングの「今安い」「今人気」だけで決めると、数年後に見直しが必要になり、結果的に加入と解約を繰り返してしまうことがあります。保険は見直し自体は悪くありませんが、焦って選ぶとムダが増えがちです。

理由5:「貯蓄と保険」が混ざって比較されていることがある

ランキングには、医療保険や生命保険だけでなく、「貯蓄型保険」「外貨建て」「変額」なども一緒に並ぶことがあります。これらは、保障(保険)と資産づくり(運用)の性質が混ざった商品です。

資産づくり目的なら、途中で解約すると元本割れの可能性があるなど、注意点も増えます。「なんとなく良さそう」で選ぶと、家計の自由度を下げてしまうことがあるため、ランキングだけで判断するのは危険です。

ランキングの上手な使い方(参考にするポイント)

とはいえ、ランキングが全く役に立たないわけではありません。使い方を間違えなければ、情報収集の近道になります。

「候補を広げる」ための道具として使う

ランキングは、知らなかった会社や商品を知るきっかけになります。ここで大切なのは「上位=正解」ではなく、「候補リスト」だと割り切ることです。

保障内容のチェック項目を学ぶ

複数の商品説明を読むことで、「どこを比べるべきか」が見えてきます。医療保険なら入院の支払い条件、手術の範囲、通院、先進医療など、比較の観点を身につけるのに役立ちます。

「誰向けのランキングか」を確認する

同じランキングでも、独身向け、子育て世帯向け、保険料重視、保障重視など、前提が違います。ランキング記事に「モデルケース」が書かれている場合は、その条件が自分たちと近いかを必ず確認しましょう。

やるべきこと:失敗しないためのチェックポイント

ここからは、ランキングに振り回されずに保険選びを進めるための手順をまとめます。夫婦で30分〜1時間ほど話すだけでも、判断がかなり楽になります。

チェック1:保険で守りたいものを言語化する

保険は「何が起きたときに、いくら必要か」を決めると選びやすくなります。たとえば以下のように整理します。

  • 万が一のとき:残された家族の生活費は何年分ほしいか
  • 病気やケガのとき:入院費よりも、働けない期間の生活費が不安か
  • 介護の不安:親の介護費用を自分たちが負担する可能性があるか

チェック2:公的制度でどこまでカバーされるか把握する

日本は公的医療保険があり、医療費の自己負担には上限が設けられる仕組みもあります。ここを知らないと、必要以上に医療保障を厚くしてしまいがちです。

医療保険を考えるときは、「入院や手術の費用そのもの」だけでなく、「入院中の収入減」や「交通費・差額ベッド代などの周辺費用」まで含めて、自分たちに必要な金額を見積もると現実的です。

チェック3:優先順位は「大きなリスク」から

多くの家庭にとって影響が大きいのは、死亡や働けない期間など、家計の柱が揺らぐリスクです。医療費よりも、収入が止まることのダメージが大きいケースは少なくありません。

  • 家計を支える人に万が一が起きたら生活が成り立つか
  • 長く働けない状態になったときの生活費はどうするか
  • 貯金でどこまで耐えられるか

チェック4:保険料は「今」ではなく「続けられるか」で決める

保険は続けてこそ意味があります。家計に余裕がある月でも、出費が重なる時期(引っ越し、出産、車の買い替え、住宅関連費など)に耐えられる金額かを基準にしましょう。

チェック5:3年後の変化を想定して、見直し前提で設計する

将来、子どもが増えるかもしれない、転職で収入が変わるかもしれない。そうした変化が起きやすい時期は、最初から「見直す前提」で、柔軟に調整しやすい形を意識すると安心です。

大切なのは、いきなり完璧を目指さないことです。まずは最低限の土台を作り、ライフイベントごとに整えていきましょう。

よくあるQ&A

Q1. 元本割れが怖いです。貯蓄型保険はやめた方がいい?

「いつでも解約できる貯金」のつもりで入ると、元本割れが起きたときに後悔しやすいです。貯蓄型の保険は、途中でやめると損が出る可能性がある一方、長く続ける前提なら選択肢になることもあります。

判断のコツは、目的を分けることです。万が一の保障は掛け捨て中心でシンプルに、資産づくりは別の枠で、生活防衛資金(すぐ使えるお金)を確保した上で考えると失敗が減ります。

Q2. いくらから始めるべき?保険料の目安はありますか?

一律の正解はありませんが、まずは「家計を圧迫しない金額」で、必要なリスクに絞って小さく始めるのがおすすめです。特に検討初期は、保険料を上げるより「保障の優先順位が合っているか」を重視しましょう。

迷う場合は、夫婦の固定費(住居費・通信費・サブスクなど)と合わせて見直し、無理なく続けられる範囲を決めると現実的です。

Q3. 医療保険は入っておいた方がいいですか?

医療保険が役に立つケースはあります。ただし、医療費そのものは公的制度で上限があるため、「貯金でまかなえるか」「入院で収入が減る不安が大きいか」で必要性が変わります。

貯金がまだ少なく、急な出費が怖い場合は、最低限の医療保障で安心を買うのも一つです。逆に貯金に余裕があるなら、医療保険は薄めにして、働けないリスクへの備えを優先する考え方もあります。

Q4. ランキング上位を選べば、とりあえず失敗しませんか?

「大外れ」を避けられる可能性はありますが、「自分たちに最適」かは別問題です。ランキングは平均点が高い商品を示すことはあっても、あなたの家計の穴をピンポイントで埋めてくれるとは限りません。

上位商品を選ぶとしても、加入前に「何に備える保険か」「その保障が必要な期間はいつまでか」を確認するだけで、失敗の確率は大きく下がります。

Q5. 共働き夫婦でも死亡保障は必要ですか?

必要な場合はあります。たとえば、住宅ローン、家賃、将来の教育費、片方が亡くなった後の生活立て直し費用など、固定費が残るなら備えは検討価値があります。

一方で、共働きで貯金が厚く、お互いの生活が成り立つ見込みが高いなら、大きな死亡保障は不要なこともあります。ポイントは「残された側の生活が何年分苦しくなるか」を具体的に想像することです。

まとめ:最初の一歩のアドバイス

ネットの保険ランキングは、情報収集の入口としては便利です。しかし、そのまま鵜呑みにすると「自分たちには要らない保障にお金を払う」「逆に必要な保障が足りない」といったズレが起きやすくなります。

失敗しないためのコツはシンプルです。ランキングで商品を決める前に、まず夫婦で「何が起きたら家計が困るか」をすり合わせ、貯金と公的制度でカバーできない部分だけを保険で補うこと。これだけで、保険はぐっと選びやすくなります。

最初の一歩として、今日できることを一つだけ挙げるなら、「万が一のとき、毎月いくら足りなくなるか」を夫婦でメモに書き出してみてください。数字が見えると、ランキングではなく“自分たちの基準”で判断できるようになります。

Written by

川端順也

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川端 順也
About 代表:川端 順也
Name 川端 順也
Role MDRT 7年連続入賞

妻と子供3人のパパFP。地域の皆様に最適なライフプランをご提案します。