山口県の暮らしを安心サポート
川端順也の保険相談窓口
保険情報

独身なら生命保険はいらない?FPが教える「最低限これだけ」の備え

2025年12月7日 / 川端順也

「独身のうちは生命保険っていらないのかな?でも、もし病気や事故があったら…」そんなモヤモヤを抱える人は多いです。さらに、今は独身でも、結婚や出産、住宅購入、転職などでライフプランは簡単に変わります。だからこそ、早めに“最低限の備え”を整理しておくと、将来の選択肢が増えて安心につながります。

この記事では、生命保険が必要かどうかを判断するためのシンプルな基準と、独身のうちに優先したい備えをFP目線でわかりやすくまとめます。ムダな保険料を払わずに、必要なところだけ押さえる考え方が身につきます。

独身なら生命保険はいらない?結論と考え方

結論から言うと、「扶養している家族がいない独身」の場合、死亡に備える生命保険は“原則として優先度が低い”ことが多いです。なぜなら、あなたが亡くなった後の生活費を長期間支える必要がある人がいないからです。

ただし、「生命保険=死亡保険」だけではありません。病気やケガで働けなくなるリスク、入院や治療費がかさむリスク、長期の療養で貯金が減るリスクなど、独身でも現実的に困りやすいのはむしろこちらです。

ポイントは、生命保険を“入る/入らない”で考えるよりも、「何のリスクを、いくら、どれくらいの期間カバーしたいか」で考えること。ここを押さえると、過不足のない設計ができます。

まずは「誰の生活を守るのか」を整理しよう

保険は、起きたら困る出来事に備える仕組みです。独身の人が最初に確認したいのは、「自分に万一があったとき、経済的に困るのは誰か」です。

独身で扶養なし:死亡保障は最小でOKになりやすい

扶養家族がいないなら、死亡時に必要なお金は主に「葬儀費用」「整理資金」「残った借入の精算」程度が中心です。これらは貯金で賄えるなら、死亡保険に大きな金額をかける必然性は下がります。

実は重要なのは「生きている間のピンチ」

独身で困りやすいのは、入院よりも「働けない期間が続くこと」です。家計を一緒に支える配偶者がいない場合、収入が止まる影響がダイレクトに出ます。だからこそ、生活費の数か月分の貯金や、就業不能への備えを優先して検討すると合理的です。

将来の変化(結婚・出産・住宅)に備える考え方

今は独身でも、数年後に家族が増えれば必要な保障は大きく変わります。大切なのは「今の状況に合った最低限」にしておき、ライフイベントのタイミングで見直せる状態にしておくこと。最初から大きく入りすぎないのが、失敗しにくいコツです。

独身でも生命保険が必要になりやすいケース

独身でも、次のような事情がある場合は死亡保障を含めて検討価値があります。

  • 親の生活を経済的に支えている、または将来的に支える可能性が高い
  • 自分が亡くなると返済が残る借入がある(連帯保証など)
  • 貯金がほとんどなく、葬儀費用や整理資金を用意できない
  • 個人事業主・フリーランスで、公的な保障が薄く収入変動が大きい
  • 持病や体質的に将来の加入が難しくなりそうで、最低限だけ先に確保したい

また、結婚を前提に同居しているパートナーがいる場合は、法律上の配偶者でなくても「生活を共にしているか」が現実の影響として大きいです。もしものとき家賃や生活費を誰が負担するのか、具体的に想像してみてください。

FPが勧める「最低限これだけ」の備え(優先順位つき)

ここでは、独身の人が“ムダなく堅実”に備える順番を紹介します。保険より先にやるべきことも含めて整理します。

優先1:生活防衛資金(貯金)を作る

まずは保険以前に、現金での備えが最強です。目安は生活費の3〜6か月分。家賃、食費、通信費、ローンなど「固定で出ていくお金」を基準に積み上げます。これがあるだけで、病気で仕事を休んでも慌てにくくなります。

優先2:医療費は「高額になりにくい」前提で、必要なら薄く足す

日本は公的な医療制度があるため、医療費が青天井になりにくい仕組みです。とはいえ、差額ベッド代、通院交通費、食事代、休業による収入減など“制度の外”の負担は起こります。

そこで医療保険に入るなら、「入院日額を大きく」よりも「最低限の入院・手術に対応」「保険料が家計の負担にならない」設計が向きます。目安としては、保険料が月々数千円程度に収まる範囲で検討すると、続けやすいです。

優先3:働けなくなる期間への備え(就業不能)を検討

独身で最も家計に響きやすいのが、病気やメンタル不調、ケガで働けなくなるケースです。会社員なら一定の手当が見込めることがありますが、満額の給与がずっと出るわけではありません。

貯金でカバーできる期間が短い人、固定費が高い人、フリーランスの人は、就業不能の備えを「家賃+最低限の生活費」くらいに絞って持つと安心です。最初から手厚くしすぎず、“足りない部分だけ”を意識しましょう。

優先4:死亡保障は「葬儀代+整理資金」程度から

死亡保障が必要なら、まずは小さく。目安としては、葬儀代や当面の整理資金として数百万円程度から検討し、貯金が増えたら減らす・やめるという選択も十分ありです。

将来、結婚・出産で守るべき家族ができたときに、必要な期間だけ保障を厚くするのが合理的です。

やるべきこと&失敗しないチェックポイント

最後に、独身の保険選びで後悔しやすいポイントを避けるためのチェック項目をまとめます。

やるべきこと(行動リスト)

  • 毎月の固定費を出し、生活費3〜6か月分の貯金目標を決める
  • 勤務先の福利厚生(休業時の制度、団体保険など)を確認する
  • 医療費が心配なら、まずは貯金でどこまで耐えられるか試算する
  • 保険に入るなら「何に困るか」を1つに絞って小さく始める
  • 結婚・妊娠・住宅購入・転職のタイミングで必ず見直す

失敗しないチェックポイント

  • 貯蓄型の商品を「保険だから安心」と思い込み、目的があいまいになっていないか
  • 保障額が“なんとなく”で決まっていないか(必要額の根拠があるか)
  • 保険料が固定費を圧迫していないか(見直しで解約しにくい設計になっていないか)
  • 独身なのに死亡保障がメインになっていないか(困るのは収入減では?)
  • 加入後の見直しタイミングを決めているか

保険は、入った瞬間に安心が増える反面、見直さないと“気づかないムダ”にもなりがちです。「今の自分に必要な分だけ」を合言葉にすると、バランスが取りやすくなります。

よくあるQ&A

Q. 元本割れが怖いです。保険で貯蓄しない方がいい?

A. 「増やすため」より「守るため」が保険の得意分野です。途中解約すると元本割れしやすいタイプもあるため、教育費や老後資金など“貯める目的”は、まずは貯金や積立投資など別の手段で考え、保険は必要な保障に絞ると失敗しにくいです。どうしても貯蓄型を選ぶなら、いつまで続けるか、途中でやめる可能性がないかを先に確認しましょう。

Q. いくらから始めるべき?月々の保険料の目安は?

A. 家計に無理がない範囲が大前提です。独身で最低限の備えなら、まずは「貯金を優先」し、保険料は固定費を圧迫しない範囲(目安として手取りの数%以内)に抑えるのが現実的です。迷うなら、医療や就業不能など“困る確率が高いもの”を小さく持ち、死亡保障は貯金で代替できるか確認してからでも遅くありません。

Q. 会社員でも就業不能の備えは必要?

A. 必要性は人によります。勤務先の制度が手厚く、貯金も十分なら優先度は下がります。一方で、固定費が高い、貯金が少ない、メンタル不調など長引く休業が不安という場合は、生活費の一部を補う形で検討すると安心です。まずは「休んだら何か月耐えられるか」を計算してみてください。

Q. 結婚したらすぐ見直すべき?子どもができたら?

A. はい、見直しのベストタイミングです。結婚で家計が共同になると、片方の収入減が生活に影響します。子どもができたら、必要保障額は一段上がりやすいです。逆に、独身のうちは最小限にしておくと、ライフイベント時に必要な分だけ上乗せしやすくなります。

Q. 持病がある場合はどう考える?

A. 加入条件が厳しくなることがあるため、選択肢があるうちに「最低限だけ」検討する価値はあります。ただし、焦って高い保険料のプランに飛びつくのは避けたいところです。医療費の備えを貯金で厚めにする、加入できる範囲でシンプルな保障にするなど、現実的な落としどころを探しましょう。

まとめ:今日できる最初の一歩

独身の生命保険は、「入ること」より「優先順位を間違えないこと」が大切です。扶養家族がいないなら、死亡保障は最小で足りることが多く、まずは生活防衛資金と“働けなくなるリスク”への備えを整えるほうが安心につながります。

最初の一歩としておすすめなのは、今月の固定費を書き出し、「生活費3〜6か月分」の目標額を決めること。そのうえで、勤務先の制度を確認し、足りない部分だけを小さく保険で補います。ライフプランは変わります。だからこそ、今は“軽く・柔軟に”備えて、変化のタイミングで賢く見直していきましょう。

Written by

川端順也

保険のお悩み、無料でご相談ください

専門家が丁寧にお答えします。お気軽にお問い合わせください。

無料相談はこちら
川端 順也
About 代表:川端 順也
Name 川端 順也
Role MDRT 7年連続入賞

妻と子供3人のパパFP。地域の皆様に最適なライフプランをご提案します。